こんにちは、きこたろです。
今回は、東北地方の郷土料理「べったら焼き」についてお話しします。
- べったら焼きとは
- おばあちゃんのレシピ
- 米粉でも作れる?
- 旅先のべったら焼き
小麦粉で作る素朴なおやつのべったら焼きは、おばあちゃんとの思い出の味です。
シンプルな材料を混ぜて焼くだけなので、小腹がすいたときにパパっと作って食べられます。
今回は、おばあちゃんのレシピをアレンジして、米粉で作ってみました。
家にある材料で簡単に作れて、腹持ちがする、べったら焼きの魅力をお伝えします!
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1.「べったら焼き」とは
「べったら焼き」は、シンプルな小麦粉のおやつ。
子どもの頃、おばあちゃんがよく作ってくれました(おばあちゃんは岩手県出身)。
全国でも有数の小麦産地である、岩手県ならではの料理ですね。
おばあちゃんのレシピ
- 小麦粉
- 水
- 砂糖
- 塩
材料は、目分量です。
(パンケーキの生地を作る感覚)
塩はアクセントに、ほんの少し。ここがポイントです!塩が入っているからこそ、べったら焼き。
全ての材料をボウルに入れて混ぜ、少しの油を熱したフライパンで焼いて(いい具合に焦げ目がつく程度)、出来上がり。
おばあちゃんのべったら焼きは、カサカサとした焼き目でした。
甘じょっぱく、もっちりした食感、焼き目が香ばしい …… 厚めのクレープ生地のような料理です。
わたしが卵や牛乳を入れると、「贅沢なべったら焼きだなすー」とおばあちゃんと笑った思い出が。
牛乳を使うことでミルクの風味がして、リッチな仕上がりになります。
ネットで検索すると、家庭によって材料の違いがあるようですが、基本的にはシンプルな材料ですね。
2.米粉のアレンジ・レシピ
「おやつがないなー」「お腹空いたなー」「何か食べるものないかなー」というときに!
いざ!べったら焼き!
家にある材料で、パパっと作れます。
スーパーで米粉を見かける機会が増え、お菓子作りによく使っています。
(米粉はサラリとしていて、触り心地が好きです)
きこたろ流レシピ
- 米粉
- 水(または牛乳)
- 卵
- てんさい糖(北海道産)
- あらなみ塩(兵庫県産)
※ 米粉がない場合、もちろん小麦粉でも大丈夫です!
おばあちゃんが言うところの、贅沢なべったら焼きです。
米粉はサラサラとした手触りで、小麦粉と比べてベトつきづらいのが特徴。
水など、他の材料と馴染みやすく、使い終わったボウルもサラサラと洗いやすいです。
明るい色見の白です。きれいな白。
米粉を使った、リッチなべったら焼きを作ります。
目分量で全ての材料をボウルに入れて、まぜまぜ。
(茶色いのは、てんさい糖です)
卵を2ヶも入れちゃいます。
塩はひとつまみ。
今回はあっさり系に仕上がる、水を入れました。
水を使うとあっさり、牛乳を使うとコクと風味が豊かに仕上がりになります。
生地のとろみ具合は、パンケーキの生地を作る感覚で。
材料をボウルに入れて、混ぜて、焼く……シンプルな工程はおばあちゃんと一緒。違いは材料だけです。
おばあちゃんは泡立て器ではなく、菜ばしで作っていた。それはそれで古風な佇まいで良かった。
そんなことを思いながら、今は子どもと一緒にまぜまぜ。
玉子焼き器で、四角いカタチにします。
やや油を多めにして焼くのが好みです。
(端っこのサクサク感がアップ)
油はこめ油。
揚げ物の嫌なニオイが気にならないところが好きです。
焼けたら、小分けに切って。
てっちりみたいに並べてみましたっ。
ででんっ!もっちもち。
米粉の「べったら焼き」は …… もっちり、しっとりとした仕上がり。
この作り方だと、内側の生地にぷるんと感があります。
米粉で作ると、心なしか胃もたれしづらいです。
味に変化をつけるなら、バターやハチミツ、シナモンがよく合います ◎
余ったものは、ラップに包み、フリーザーバックで冷凍保存しました。
たくさん焼いて、おやつのストックもできちゃった。レンジでチンして解凍しています。
朝ごはんとして食べることもあり、コーヒーや紅茶、牛乳とよく合いますよ。
追 記
「米粉 × 卵なし」で作ると、薄いお餅のようになりました!
これはこれで美味しかったのですが、べったら焼きらしさに欠けます。
卵なしでべったら焼きを作るなら、米粉ではなく、小麦粉を使うのがオススメです。
3.旅先のべったら焼き
まさか、旅先で、べったら焼きに出会うとは。
(家で食べるものとばかり思っていた)
岩手県大船渡市にある大船渡温泉へ泊まった際に、食後のおやつとして提供されました。
思わず笑みがこぼれます^^
スタッフさんに「懐かしいでしょ~」を声をかけられました。
現在進行形で食べているため……ノスタルジーというより、「おばあちゃんの味は、やっぱり岩手の料理なんだ」という感動がありました。
「べったら焼き」の写真はありませんが、客室からの景色がこちらです。
穏やかな海。養殖しているのは何かな。牡蠣?
大船渡温泉の名物は、漁師飯らしい豪快な海鮮料理です。
これでもかっ!というほど、三陸の幸をお腹いっぱい頂きました。
食後デザートのべったら焼きは、なんとか一口食べられましたっ。
4.まとめ
今回は、おばあちゃんとの思い出の味「べったら焼き」についてお話しました。
小麦粉の素朴なおやつ。
難しい手法や仕込みの必要はなく、シンプルな材料で簡単に作ることができます。
岩手県出身のおばあちゃんがよく作ってくれたものですが、全国……はたまた世界中に似たような料理がありそうですね。
今回は、懐かしのレシピをアレンジして、米粉で作ってみました。
もっちり食感で、ほんのり甘じょっぱい、優しい味わい。
小腹がすいたときに、重宝していますっ。
この素朴なおやつは、わたしにとって大切な存在です。
今日もおいしい幸せを感じられますように。
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